北野天満宮で無病息災を願う「茅の輪くぐり」 京都

かやで作った大きな輪をくぐり、無病息災を願う「茅の輪(ちのわ)くぐり」が京都市の北野天満宮で行われています。

「茅の輪くぐり」はこの時期、1年の前半についたけがれなどをはらって残り半年の無病息災を祈るもので、多くの神社で行われています。

このうち京都市上京区の北野天満宮では、境内の2か所に茅の輪が設置されました。

参道にある楼門には、直径5メートルの「大茅の輪(おおちのわ)」が設けられました。

学問の神様・菅原道真が生まれたとされる6月25日に合わせて神職らの手で作られたということで、南丹市美山町などで刈り取られたかやが使われています。

27日は観光客や修学旅行生など多くの人たちが訪れていて、参拝者らは無病息災のほか、残り半年無事に過ごせるようにという願いを込めながら茅の輪をくぐっていました。

北野天満宮の権禰宜・堀川雄矢さんは、「ことしも立派な茅の輪をかけることができました。1人でも多くの人の無病息災を願っています」と話していました。

北野天満宮の「大茅の輪」は今月30日まで設置されています。