大谷翔平 3試合ぶり 26号ホームラン 打点もリーグ単独トップに

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手がホワイトソックス戦で26号ホームランを打ち、勝利に貢献しました。

エンジェルスは26日から本拠地アナハイムでホワイトソックスと4連戦で、大谷選手は26日の初戦に指名打者で先発出場し、打順は6月1日以来となる3番に入りました。

エンジェルスは1回、先発のデトマーズ投手がホームラン数リーグ2位のホワイトソックスの3番、ロバートJr.選手に22号ソロホームランを打たれて先制されました。

ホームラン数で3本差に迫られた大谷選手は、その裏の第1打席は見逃しの三振でしたが、4回の第2打席で変化球を引っ張って3試合ぶりとなる26号同点ソロホームランを打ち、ロバートJr.選手に再び4本差をつけました。

大谷選手は打点も「1」加えて62とし、リーグ単独トップとなりました。

6回の第3打席は空振り三振で、同点のまま迎えた9回、ノーアウト一塁での第4打席はフォアボールで出て、このあと二塁ランナーのトラウト選手とダブルスチールを決め二塁三塁にチャンスを広げました。

そして相手のワイルドピッチでトラウト選手がホームにかえりエンジェルスは2対1でサヨナラ勝ちしました。

大谷選手は3打数1安打1打点、フォアボール1つ、盗塁1つで、打率は2割9分7厘となりました。

打球速度181.8キロでライトスタンドに

大谷選手の26号ソロホームランはホワイトソックスの先発、シース投手の142キロのスライダーを捉え、打球速度181.8キロの痛烈な打球で135.9メートル飛んでエンジェルスタジアムのライトスタンドに飛び込みました。

翌日の先発登板に向け ブルペンで調整

大谷選手は26日のホワイトソックス戦の前に本拠地でブルペンに入り30球を投げて翌日の先発登板に向けて調整しました。

指名打者で出場した試合の前にブルペンに入った大谷選手は、はじめにプレートの後ろから短くステップして勢いをつけて3球を投げた後にセットポジションから変化球を中心に27球を投げました。

相手のホワイトソックスはアメリカンリーグの大谷選手に次ぐリーグ2位のホームランを打ち、先週の週間最優秀選手「週間MVP」に選ばれたロバートJr.選手が好調で、打線を引っ張っています。

大谷選手がホワイトソックス戦で投げるのは今シーズン初めてで、大リーグ通算では2試合に先発して1勝0敗、防御率0.87と好成績を残しています。

大谷選手は直近の2試合ではストレートを中心にピッチングを組み立てて好投し、前回の登板後には「投げ心地がよかった」とストレートに手応えを感じていました。

今シーズン初対戦の相手にそのストレートで押していくのか、スイーパーと呼ばれる横に大きく曲がるスライダーを軸にするのか、配球も勝負のポイントとなりそうです。

NHKでは、大谷選手が先発登板する試合を日本時間の28日午前10時30分からBS1で中継でお伝えします。