大阪メトロ 新型車両の試乗会 大阪・関西万博に合わせ開発

2025年の大阪・関西万博に合わせて開発された大阪メトロの新型車両の試乗会が開かれ、およそ30人が一足早く乗り心地を確かめました。

「400系」と呼ばれる新型車両は、大阪メトロの中央線が万博会場の夢洲まで延伸されるのに合わせて開発されたもので、先頭車両の外観が宇宙船をイメージして作られています。

25日からの運行開始を前に24日、大阪 中央区の森ノ宮駅で記念の式典が開かれ、関係者がテープカットを行いました。

このあと試乗会が行われ、事前に応募したおよそ30人が乗り込んで森ノ宮駅からコスモスクエア駅までの間を走行しました。

新型車両は、6両のうち1両に進行方向に向けて座る「クロスシート」が取り入れられているほか、車内には4か国語で運行案内を表示する液晶ディスプレーも整備されています。

参加者は、真新しいシートの座り心地を確かめたり、窓から見える景色を眺めたりして楽しんでいました。

大阪市内の50代の女性は「車内の色合いが、目に優しいと感じました。新型車両に乗って家族で万博に行きたい」と話していました。

また、クロスシートに座った大阪市内の30代の男性は「座り心地が良いし、車内の窓も大きくて、景色が見やすかったです。多くの人に乗車してほしい」と話していました。