トヨタ 「ヤリス」など3車種 59万台余をリコール

トヨタ自動車は「ヤリス」など3車種で、衝撃を緩和する装置に不具合があり、安定した走行ができなくなるおそれがあるとして、59万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。

リコールの対象となったのは、トヨタの「ヤリス」や「アクア」「シエンタ」の3車種で、2019年12月から2023年5月までに製造されたおよそ59万4000台です。

国土交通省によりますと、地面からの衝撃を緩和する「ロアアーム」と呼ばれる装置の一部に不具合があり、凹凸のある路面などを繰り返し走行した場合、部品の一部が壊れるなどして、安定した走行ができなくなるおそれがあるということです。

これまでに事故は発生していないとしていますが、31件の不具合が報告され、このうち4件で安定した走行ができなくなったとしています。

トヨタは、23日から販売店で無償で点検を行い、必要に応じて部品の交換をすることにしています。