メッツ 千賀滉大 カーディナルス戦に先発登板 4失点で4敗目

大リーグ、メッツの千賀滉大投手がカーディナルス戦に先発登板し、7回途中まで粘り強く投げたものの4失点で4敗目を喫しました。

千賀投手は17日、本拠地ニューヨークで行われたカーディナルス戦に中6日で先発登板しました。

1回はコントロールに苦しみ、ヒットとフォアボールなどで2アウト満塁とピンチを招きましたが、続くバッターを得意のフォークボールで空振り三振にとって無失点で切り抜けました。

しかし、チームが1点を先制した直後の2回、2アウト二塁からタイムリーヒットで1点を返され、続くバッターに150キロ台の速球を打たれてツーランホームランとされ、この回、3点を失って逆転されました。

続く3回にもソロホームランを打たれて4点目を失ったものの、4回以降は変化球も効果的に使って徐々に立ち直りました。

その後は追加点を許さず3対4と1点差となり、7回2アウトまで投げてマウンドを降りました。

千賀投手は球数が99球、打たれたヒットが5本、フォアボールとデッドボールが合わせて2つで4失点、三振8つを奪いました。

試合は9回、メッツがカーディナルスに追加点を奪われ、3対5で敗れました。

千賀投手に負けがつき、今シーズンの成績は6勝4敗となりました。

千賀「失投がもったいないミスだった」

試合後、千賀投手は「長打があるバッターへの失投がもったいないミスだった。先制したあとに点をやってしまうと、いい雰囲気が変わってしまうので、先発ピッチャーとして自分のミスで点を取られることを少しでも減らしていきたい」と話し、高めの速球を捉えられた2本のホームランを悔やみました。

プロ野球・ソフトバンク時代の昨シーズン、打たれたホームランは7本でしたが、メッツに移籍した今シーズンはすでに9本のホームランを許していることを問われ「日本のバッターはボールに当てることを考えているが、アメリカのバッターはとにかく強く飛ばすことを考えている。もちろん空振りは多いが、ちょっとでも角度がついたらスタンドに入るようなリーグなので、ミスをしないことが改めて求められると思う」と日米のバッターの違いを説明していました。