吉田正尚 1試合4安打 大リーグで自身初 チームは15対5で大勝

大リーグ、レッドソックスの吉田正尚選手が16日のヤンキース戦で大リーグで自身初の1試合4安打をマークして打率を3割台に戻しました。

吉田選手は本拠地、ボストンで行われたヤンキース戦に5番・レフトで先発出場し、1点を追う1回の第1打席、ランナー2人を置いて変化球をレフトへ打ち返し、グリーンモンスターと呼ばれる高いフェンスの上部を直撃する逆転の2点タイムリーツーベースを打ちました。

3回の第2打席はノーアウト三塁から低めの変化球をライト前に運ぶタイムリーヒットを打ち、先月16日以来の1試合3打点を挙げました。

さらに第3打席はファーストへの内野安打。

第4打席でもツーベースを打ち、大リーグで自身初の1試合4安打をマークしました。

チームが大量リードを奪った8回の第5打席は代打を送られました。

吉田選手は4打数4安打3打点の活躍で打率は試合前の2割9分7厘から一気に3割9厘に上がりました。

レッドソックスは15対5で大勝しました。

吉田 初対戦で抑えられた投手を攻略

吉田選手はヤンキースの先発、ハーマーン投手と今月10日に初めて対戦した時にはノーヒットに抑えられましたが、この日は2打数2安打と攻略し、その勢いで大リーグで自身初の1試合4安打をマークしました。

試合後、吉田選手は「前回の対戦で低めに両サイドを使ってくるピッチャーだと感じていたので、そこをしっかり打ち返せたと思う。どんなヒットでも数字は上がっていくので、そこに関しては素直にうれしい」と手応えを話しました。

疲れを取るため14日の試合は休養し、15日のオフとあわせて2日間の休みを経て先発に復帰した試合でさっそく結果を残し「休んで、その次に打たないとプレッシャーがかかるのでいい結果が出た。プロとしていちばんは試合に出続けながら悪い中でも修正していくというところなので、今後もしっかりやっていきたい」と話しました。

カブス 鈴木誠也 タイムリーヒット 4連勝に貢献

カブスの鈴木誠也選手は本拠地のシカゴで行われたオリオールズ戦でタイムリーヒットを打ち、チームの4連勝に貢献しました。

鈴木選手は、4番・ライトで先発出場し、ライトフライ、空振り三振、センターフライと第3打席まではヒットが出ませんでした。

6回の第4打席は味方の打線がつながって5点を奪い、なおも2アウト二塁の場面でこの回6点目となるタイムリーヒットを打ちました。

第5打席はセンターフライに倒れ、この試合は5打数1安打1打点、打率は2割7分4厘となりました。

カブスは10対3で勝って、4連勝です。