LGBT法案 4党合意の修正案が参院内閣委員会で可決

LGBTの人たちへの理解増進に向け、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党が合意した与党案の修正案が、15日の参議院内閣委員会で、賛成多数で可決されました。法案は16日にも、本会議で可決・成立する見通しです。

LGBTの人たちへの理解増進に向けて、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党が合意した与党案の修正案は、必要な施策を行うため、政府が基本計画をつくることなどを定めるとともに、「すべての国民が安心して生活できることとなるよう留意する」という文言が盛り込まれています。

13日、衆議院を通過した修正案は15日、参議院内閣委員会で審議入りし、立憲民主党は「修正案は4党が急きょ合意したもので、理解の増進どころか抑制法案だ。差別解消の意思も弱まっている」と指摘しました。

一方、自民党は「法的な効果は修正案でも基本的に変わりはない。法案の安定性を高め、理解の増進を深めるための修正だ」と説明しました。

このあと、採決が行われ、修正案は委員会に議席を持つ、自民・公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決されました。

立憲民主党や共産党、れいわ新選組は反対しました。

修正案は16日にも、本会議で可決・成立する見通しです。