防衛費 財源確保法案 参院委員会採決めぐり与野党攻防

政府が今の国会で最重要法案と位置づける防衛費増額に向けた財源確保法案について、与党側は参議院の委員会での速やかな採決を目指しています。
野党側は、採決の阻止に向けて委員長の解任決議案の提出も検討していて、与野党の攻防が激しさを増しています。

通常国会は会期末の来週21日まで1週間余りです。

防衛費増額に向けた財源確保の法案について、与党側は、野党側の求めに応じて12日、福島市で地方公聴会も開催し、審議は尽くされつつあるとして、参議院財政金融委員会での速やかな採決を目指しています。

これに対し、野党側は「防衛増税」が前提の法案だと一致して反対していて、立憲民主党は、委員長が職権で13日の採決を決めるような場合には、阻止するため委員長の解任決議案を提出することも検討していて、与野党の攻防が激しさを増しています。

一方、LGBTの人たちへの理解増進に向けた議員立法をめぐっては、自民・公明両党と日本維新の会、国民民主党の4党が合意した、与党案の修正案が13日の衆議院本会議で賛成多数で可決されて通過する見通しです。