マイナ保険証に他人の情報登録 新たに約60件確認 厚労省調査

マイナンバーカードと一体化した健康保険証に他人の情報が登録されていたケースが新たにおよそ60件確認されたことが、厚生労働省の調査で分かりました。

マイナンバーカードと一体化した健康保険証に他人の情報が登録されていたケースは、去年11月までの調査で7312件確認されていて、厚生労働省は、健康保険を運営する組合に、ほかにもこうしたことが起きていないか、確認を要請していました。

その結果、報告があった分で去年12月から先月までの間に、他人の情報が登録されていたケースが新たにおよそ60件確認されたことが分かりました。

同じ期間に、名前や生年月日、医療費や処方された薬などの診療情報が閲覧されたケースも数件確認されているということです。

厚生労働省は、さらに調査を進めるとともに、健康保険を運営する組合に対し、これまで行っていたデータの入力作業でルールを守っていたか点検し、来月末までに報告するよう求めています。