トランポリン世界選手権 日本代表に西岡隆成ら決定

ことし11月にイギリスで開かれるトランポリンの世界選手権の代表選考会が都内で行われ、おととしの世界選手権で銀メダルを獲得した19歳の西岡隆成選手などが選ばれました。

世界選手権の日本代表は、男女6人ずつで、5月の全日本年齢別選手権で優勝した男子の石川和選手と女子の森ひかる選手がすでに決まっていて、それ以外の代表を決める最終選考会が10日に東京 渋谷の代々木第一体育館で行われました。

男女8人ずつで行われた選考会の決勝は、おととしの世界選手権で銀メダルを獲得し、9日の予選で60.930の高得点をマークした西岡選手が出場しました。

西岡選手は10回のジャンプのうち、3回宙返りを4回入れた演技構成で臨み、課題としてきた高さのある安定した演技で大きなミスなくまとめ、予選との合計で120.510をマークし、1位で世界選手権の代表に決まりました。

男子は、このほか
▽宮野隼人選手と
▽堺亮介選手
▽山田大翔選手
▽藤田隆之介選手が選ばれました。

佐竹玲奈選手
一方、女子は
▽佐竹玲奈選手
▽土井畑知里選手
▽桐生莉沙選手
▽櫻井愛菜選手
▽田中希湖選手に決まりました。

トランポリンの世界選手権は、ことし11月にイギリスで開かれ、パリオリンピックの出場枠をかけて行われます。

西岡 “パリ五輪 金メダルに向け強気で”

西岡隆成選手は「来年のパリオリンピックを目指すにあたって、しっかりとワンステップ進められたと思う。予選と比べると気持ちも攻められず無難にやろうとしてしまい、技のメリハリを見せきれなかった」と反省を口にしました。

西岡選手は金メダルを目指して臨んだ去年の世界選手権では、左ひざのけがが悪化して棄権し、手術を経て復帰しました。

ことしの世界選手権に向けては「去年は途中で演技を断念して落ち込んだが、これをむだにできないと気持ちを切り替えて、オフシーズンに技を見直すことができた。パリ大会での金メダルに向けて強気でやりたい」と意気込んでいました。