“立民と国民の再結集”後押しか 輿石東氏らが「有志の会」

かつて、連合の組織内議員として活動していた旧民主党の元国会議員が「有志の会」を立ち上げました。
連合がともに支援する立憲民主党と国民民主党の再結集を、後押しするねらいがあるものとみられます。

ともに旧民主党の流れをくみ、連合から支援を受ける立憲民主党と国民民主党は、次の衆議院選挙に向けた連携を目指す意見がある一方、政策の方向性や国会での法案審議の対応などで違いが際立つケースが多くなっています。

こうした中、旧民主党の幹事長を務めた輿石東氏や大畠章宏氏ら、かつて連合の組織内議員として活動していたおよそ10人が「有志の会」を立ち上げ、今月7日、初会合を開きました。

輿石氏は「政治にはバランスと緊張感が絶対に必要で、それを欠いたときに独裁政治が始まる。まともな日本にしよう」と述べ、野党勢力の結集が必要だという考えを示しました。

「有志の会」は今後、立憲民主党と国民民主党の現職の国会議員や、連合の地方組織との勉強会などを開催したいとしていて、両党の選挙協力や再結集を後押しするねらいがあるものとみられます。