日本最古の水田跡 子どもたちが弥生時代の姿で田植え体験 佐賀

日本最古の水田跡が見つかっている佐賀県唐津市の遺跡で、弥生時代の人の姿にふんした地元の子どもたちが田植えを体験しました。

国の史跡に指定されている唐津市菜畑の菜畑遺跡は、縄文時代の終わりから弥生時代にかけての遺跡で、日本最古の水田跡が見つかっています。

7日は、およそ270平方メートルの田んぼで地元の保育園児9人を招いて田植えの体験会が行われ、子どもたちは弥生時代をイメージした服を身につけました。

そして銅鐸を鳴らしながら炭化米を奉納し、菜畑遺跡に当時住んでいた人たちに豊作を祈願しました。

田んぼに移動し、古代赤米の苗を受け取ると、転ばないように注意しながら田んぼに入って、1束1束丁寧に植えていました。

参加した園児は「植えるのが楽しかった」とか「田んぼの中は冷たくて気持ちよかった。大きくなったら自分で刈り取って、唐揚げと一緒に食べたい」などと話していました。

今回植えた古代赤米は10月に収穫期を迎え、子どもたちが収穫する予定です。