米 ニューヨーク 明るい時間帯でも薄暗く カナダ山火事の影響

カナダ東部で発生している山火事の煙が流れ込んだ影響で、アメリカ・ニューヨークでは街なかがかすんで明るい時間帯でも薄暗くなりました。
州当局は、持病がある人に対して外出を控えるよう呼びかけています。

ニューヨーク州当局などによりますと、6日、カナダで発生している山火事の煙の一部が風にのってアメリカ東部まで到達し、ニューヨーク市の中心部では日中、街なかがかすんで視界が悪くなりました。

マンハッタンのタイムズスクエア付近では、近くの高層ビルがかすんで見えにくくなり、珍しそうにスマホで写真をとる人の姿も見られました。

午後7時ごろ、ニューヨークはまだ明るい時間帯ですが、あたりが薄暗くなり、黄色くかすんだ状態になりました。

ニューヨーク州当局は、持病がある人に対して外出を控えるよう呼びかけています。

地元メディアによりますと、ニューヨーク州のほか、中西部のミネソタ州やウィスコンシン州など、カナダに近い広い範囲で山火事の煙が流れ込みました。

市内で働いているという30代の男性は「世界の終わりを描いた映画みたいだ。私はニューヨーク生まれだが、こんな空は今まで見たことがない」と驚いた様子で話していました。