大ぶりの身と濃厚な味わい「天草天領岩かき」 出荷本格化 熊本

熊本県苓北町で大ぶりの身と濃厚な味わいが特長の岩がきの出荷が本格化しています。

岩がきは「夏がき」とも呼ばれ、春から夏にかけて旬を迎えます。

苓北町では、2つの水産業者が養殖に取り組んでいて、「天草天領岩かき」というブランド名で出荷しています。

苓北町富岡の水産業者、福島晴喜さんの作業場では、紫外線で殺菌した海水に16時間以上浸し生で食べられる状態にした岩がきを、従業員が手際よく箱詰めしていました。

岩がきは苓北町の沖合で4年かけて育てられていて、1つの重さが300グラムから400グラムほどあり、ひとくちでは食べきれないほどのボリュームとクリーミーで濃厚な味わいが特徴です。

出荷は8月上旬まで続き、町内の2つの水産業者では関西方面を中心に例年並みのおよそ50トンの出荷を見込んでいます。
従業員の福島剛士さんは「身の入りがよく、最高のできだと思います。ぜひ生で食べてほしいです」と話していました。