スポーツクライミング 野中生萌が4位 ボルダー W杯 第4戦

スポーツクライミング、ボルダーのワールドカップ第4戦がチェコで行われ、女子は東京オリンピックの銀メダリストの野中生萌選手が日本勢トップの4位に入り、伊藤ふたば選手が6位でした。

スポーツクライミングのボルダーは「課題」と呼ばれるコースを制限時間内にいくつ登ったかを競う種目です。

ワールドカップの今シーズン第4戦は、4日、チェコのプラハで女子の決勝が行われ、日本勢は東京オリンピックの銀メダリストで26歳の野中選手と21歳の伊藤ふたば選手が、6人で争われる決勝に進出しました。

このうち野中選手は最初の課題を持ち味のパワーを生かしたダイナミックな動きで1回目のトライで登り切る「一撃」で「完登」に成功すると、2つ目の課題は登り切ることはできませんでしたが、コースの途中にある「ゾーン」と呼ばれるポイントに到達しました。

3つ目の課題では苦戦してゾーンに到達できず、最後の4つ目の課題ではトップホールドに片手をかけましたが両手で保持できなかったため完登は認められず4位でした。

野中選手は「最後の課題を決めきることができればメダル獲得というのはわかっていたので、ねらっていた。1回目からねらったトライができたのはすごくポジティブに捉えているが、決めきれなかったのは悔しかった」と話していました。

伊藤選手は4つの課題のうち2つでゾーンに到達したものの、登り切ることはできず、6位でした。

優勝はフランスの18歳、オリアーヌ・ベルトン選手でした。