ダルビッシュ 大リーグ通算99勝目 7回無失点 鈴木誠也も抑える

大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手が、鈴木誠也選手が所属するカブス戦に先発登板し、7回をヒット2本で、今シーズン初めて無失点に抑える好投で勝ち投手となり、大リーグ通算100勝まであと1勝としました。

試合は3日、パドレスの本拠地サンディエゴで行われ、中5日で先発したダルビッシュ投手は4番・ライトで先発出場した鈴木選手と初めて対戦しました。

ダルビッシュ投手は立ち上がりから速球に加えて持ち味の多彩な変化球もさえ、2回の鈴木選手との最初の対決では、150キロを超える速球で空振りの三振を奪いました。
その後も危なげないピッチングを続け、7回まで投げて打たれたヒットは内野安打の2本だけで、今シーズン初めて無失点に抑え、鈴木選手も4回は見逃し三振、7回は変化球でショートゴロと完璧に封じました。

球数は115球、奪った三振は9つ、フォアボールは1つで、防御率は4.10となりました。

鈴木選手はピッチャーが代わった9回の第4打席も空振り三振し、4打数ノーヒット、三振3つで、打率は2割8分に下がりました。

試合はパドレスが6対0で快勝して、ダルビッシュ投手が勝ち投手となりました。

これで今シーズンの成績は4勝4敗となり、日本選手で野茂英雄さんに続いて2人目の大リーグ通算100勝まで、あと1勝としました。

ダルビッシュ 通算100勝へあと1勝 「何も考えていない」

ダルビッシュ投手は「からだの動きとしては、あまりよくなかった。ツーシーム一本でどうにかなったので、そこはちょっとラッキーだったなというところはあった」と試合を振り返り、大リーグ通算100勝まであと1勝となったことについては「本当になにもない。何も考えていない」と話しました。

初対戦の鈴木選手をノーヒットに抑えたことについては、「データを見ていてもすごく選球眼がよく、パワーもあるので、嫌だなと思いながらずっと投げていた。鈴木選手が日本でプレーしているころから見ていたし、プライベートでも交流があるので、すごく楽しみにしていた。次もいいピッチングができるように頑張りたい」と話していました。