北朝鮮 発射予告4日目 先島諸島に迎撃ミサイルPAC3の部隊 展開

北朝鮮が近く軍事偵察衛星の2回目の打ち上げを行う姿勢を示す中、沖縄県の先島諸島には迎撃ミサイルPAC3の部隊が展開しています。

北朝鮮は、5月31日から6月11日までの間に軍事偵察衛星を打ち上げる計画だと通報していて、初日の3日前の打ち上げは失敗して沖縄上空は通過せず、近く2回目の打ち上げを行う姿勢を示しています。

自衛隊は部品などが落下した場合に備えて沖縄県の石垣島と宮古島、与那国島に地上配備型の迎撃ミサイルPAC3の部隊を展開しています。

3日で、北朝鮮が発射を予告した期間の4日目になり、正午ごろにNHKのヘリコプターから撮影した映像では、PAC3の部隊が展開している石垣島の南に位置する新港地区で発射機が上空に向けられている様子が確認できました。

発射機を積んだ車両2台には、火薬類を運んでいることを示す「火」と書かれた標識が取り付けられていました。

また、レーダー装置を積んだ車両など10台ほどの自衛隊車両が確認できました。

敷地を囲むように鉄条網が設置されていて、銃を手に持った隊員が警戒にあたっていました。