東海道新幹線 東京~名古屋 始発から午前中にかけ運転見合わせ

JR東海は大雨の影響で東海道新幹線について東京ー名古屋間の上下線で3日の始発から午前中にかけて運転を見合わせることを決めました。

名古屋ー新大阪間では始発から正午ごろまで1時間に1本程度「こだま」を運転するということです。

東京ー新大阪間の運転の再開は正午ごろを見込んでいるということです。

東京駅は再開待つ利用客で混雑

東海道新幹線が東京と名古屋の間の上下線で始発から運転を見合わせている影響で東京駅では運転再開を待つ利用客で混雑しています。

駅の構内では運転の再開と待つ人たちが電光掲示板に表示された運行状況を確認したり、駅員に再開の見通しを訪ねたりしていました。

窓口では切符の払い戻しや再開後の列車の乗車券を予約しようとする人たちが長い行列を作っていました。

広島に旅行に行く予定がある千葉県の50代の女性は「午前中には再開してほしいと思っていたのですが、それがかなわず、新しい乗車券もまだ確保できていないのでどうしようかと思っているところです」と話していました。

京都から東京に観光に来たという姉妹は、「きのうの夜に京都に帰る予定だったのですが運転見合わせになってしまい、泊まる場所を見つけるのに苦労しました。いつ帰れるのか不安でしたがようやく夜の新幹線のチケットがとれたので一安心です」と話していました。

家族に会うために大阪へと向かう予定だった50代の男性は、「どうしても今日中に到着しないといけないのですが、再開後の切符がまだ手に入らず、バスや飛行機を使うことも考えています」と話していました。

再開待つ混雑は大阪や名古屋でも

新大阪駅や名古屋駅でも運転再開を待つ人たちなどが多く集まり、改札前は混雑していました。

新大阪駅の新幹線の改札前には多くの人が集まり、掲示板で運行状況を確認したり、切符の払い戻しをしたりしていました。

中には、大きな荷物を抱えた海外からの観光客が、床に座り込んで寝ている姿もありました。

このうち、神奈川県から出張で来たという40代の会社員の男性は、「きのう帰る予定でしたが延泊しました。家族の都合もあるので、早く帰りたいです」と話していました。

また、大阪市内の60代の女性は、「会社の慰安旅行で東京に向かうのですが、この状況にびっくりしています」と話していました。
また、名古屋駅の新幹線改札の前でも運転再開を待つ大勢の人たちで混雑し、駅員や警察官が声をかけながら誘導していました。

横浜から来た40代の男性は、「きのう広島から戻ろうとしましたが帰れず、新幹線の運転再開を待っています。こればかりはしょうがないと思います」と話していました。