今年度の大学入試 試験中のマスク不要など “コロナ前の形に”

今年度行われる大学入試の実施要項が公表され、試験中のマスクの着用が不要となるなど「コロナ禍前の形に戻すことを基本とする」としています。

文部科学省は2日に今年度行われる大学入学共通テストや各大学の試験の指針となる大学入試の実施要項を公表しました。

新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行されたことを受け「コロナ禍前の形に戻すことを基本とする」としていて、昨年度まで求めていた試験中のマスクの着用は不要となり、4年ぶりに個人の判断でマスクをつけずに受験することが可能となります。

また「濃厚接触者」の特定も行われなくなるなど、各大学などが自主的な感染対策に取り組むこととされています。

一方、大学入学共通テストの追試験の会場の数については、コロナ禍前が2会場であったことも踏まえ、前回の全国47都道府県50会場から大幅に縮小することも検討されています。

今年度の大学入試のうち、大学入学共通テストは本試験が来年1月13日と14日、追試験が来年1月27日と28日の日程で行われます。