JR東日本「羽田空港アクセス線」起工式 2031年度の開業目指す

羽田空港と東京駅などを結ぶJR東日本の新たな路線「羽田空港アクセス線」の起工式が行われ、2031年度の開業に向けた本格的な工事が始まりました。

「羽田空港アクセス線」は、羽田空港と東京駅など都心部を結ぶ路線で、羽田空港へのアクセスの向上や鉄道輸送力の増強などにつなげようとJR東日本が2031年度に開業を目指しています。

この路線の起工式が2日、東京 港区で行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。

現在、JR東京駅から羽田空港に向かうには、乗り換えが必要で30分ほどの時間がかかりますが、新たな路線では所要時間がおよそ18分に短縮されるということです。

また、羽田空港の第1旅客ターミナルと第2旅客ターミナルの間の地下に「羽田空港新駅」が新設される予定です。

JR東日本の深澤祐二社長は「今後も発展する羽田空港と東京駅を結ぶため、将来、首都圏のネットワークの中でも重要な路線になると期待している。しっかりと工事を進め、開通を目指したい」と話していました。