NYダウ 3営業日ぶり値上がり 債務上限引き上げ法案 下院可決で

1日のニューヨーク株式市場は、アメリカの議会下院が政府の債務上限について適用を一時的に停止し、引き上げる法案を可決したことが大きな進展と受け止められ、議会上院で法案が可決されることへの期待感から買い注文が増えました。

ダウ平均株価は一時、200ドルを超える値上がりとなり、終値は前日と比べて153ドル30セント高い3万3061ドル57セントでした。

ダウ平均株価の値上がりは3営業日ぶりです。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も1.2%の上昇でした。

市場関係者は「このところのFRB=連邦準備制度理事会の幹部の発言やアメリカの経済指標を受けてFRBが今月(6月)中旬に開く会合で利上げを一時停止するとの見方が強まり、景気の先行きへの警戒感が和らいだことも株価を押し上げた」と話しています。

また、ニューヨーク外国為替市場ではアメリカの長期金利の低下などを受けてドル売り円買いの動きが出て、円相場は一時、1ドル=138円台半ばまで値上がりしました。