林外相 米国防長官と会談 北朝鮮動向踏まえ防衛など協力で一致

林外務大臣は、日本を訪れているアメリカのオースティン国防長官と会談し、北朝鮮の動向など厳しさを増す地域情勢を踏まえ、安全保障や防衛分野での協力をさらに進めていくことで一致しました。

林外務大臣とオースティン国防長官との会談は1日午前、外務省でおよそ30分間行われました。

冒頭、林大臣は「地域の安全保障環境は一層厳しさを増している。北朝鮮がきのう軍事偵察衛星と称する弾道ミサイル技術を使った発射を行ったほか、ウクライナへの侵攻を続けるロシアは中国との軍事的な連携を強化している」と指摘しました。

これに対し、オースティン国防長官は「日本とアメリカは共通の価値観や利益を共有し、北朝鮮の挑発などを含む国際秩序に基づく現状やルールへの挑戦に断固反対する」と応じました。

そのうえで、両氏は北朝鮮の動向など厳しさを増す地域情勢を踏まえ、安全保障や防衛分野での協力をさらに進めていくことで一致しました。

また、在日アメリカ軍が地元に配慮しながら安全に活動できるよう、事件や事故、環境への影響などの対応について、緊密に連携することを確認しました。