インド 1-3月のGDP 前年同期比+6.1% 個人消費が堅調なため

インドのことし1月から3月までのGDP=国内総生産の伸び率は、個人消費が堅調なことから、去年の同じ時期に比べてプラス6.1%となりました。
プラス成長は10四半期連続です。

インド政府が31日に発表したことし1月から3月までのGDPの伸び率は去年の同じ時期に比べてプラス6.1%で、前の3か月間を1.6ポイント上回りました。

インドは14億人を超えるとみられる巨大市場を背景にコロナ禍からの回復後個人消費が堅調で、プラス成長は10四半期連続です。

一方、去年4月からことし3月までの昨年度の実質GDPの成長率はプラス7.2%で、プラス9.1%だった前の年度に比べて減速しました。輸入が増えた影響だとみられます。

IMF=国際通貨基金のまとめによりますと、インドのGDPは2021年に世界5位となり宗主国だったイギリスを抜く経済規模になったほか、人口ではまもなく中国を上回って世界最多になるとみられていて、特に若い年齢層の人口が多いことから成長が続くと期待されています。