円相場 139円後半まで値上がり 中国経済の先行き懸念などから

31日の東京外国為替市場は、中国経済の先行きへの懸念などからドルを売って円を買う動きが出て、円相場は値上がりしました。

午後5時時点の円相場は、30日と比べて、51銭、円高ドル安の1ドル=139円74銭から76銭でした。

ユーロに対しては、30日と比べて、79銭、円高ユーロ安の1ユーロ=149円14銭から18銭でした。

ユーロはドルに対して、1ユーロ=1.0672から74でした。

市場関係者は、「きのう、財務省や日銀などが臨時の会合を開き、円安の動きをけん制したことや、きょう発表された中国の製造業の景況感を示す指数では国内需要の低迷が確認され、中国経済の先行きへの懸念が出て、投資家の間ではリスクを回避しようと円を買う動きがみられた」と話しています。