大相撲 新十両 勇磨 会見で喜びと今後の抱負語る

ことし7月に行われる大相撲名古屋場所で、新たに十両に昇進することになった大阪 枚方市出身の勇磨が記者会見に臨み、喜びとともに今後への抱負を語りました。

勇磨は大阪 枚方市出身の24歳。

小学4年生のときに、2学年上の兄の影響で相撲を始め、中学卒業後に阿武松部屋に入門して平成26年春場所の前相撲で初土俵を踏みました。

左ひざや左手首などのたび重なるけがのため、一時、番付外になりましたが、稽古やリハビリを地道に続け、東の幕下5枚目で臨んだ夏場所は、5勝2敗と勝ち越して十両昇進が決まりました。

入門から9年で十両昇進を果たした勇磨は31日、東京 両国の国技館で記者会見に臨み、「めちゃくちゃうれしい。番付外に落ちたり、手首の手術をしたりしたが、それでも頑張ろうと思ってやってきた。相撲も取れずに不安だったこともあったが、応援してくれている人も、すごく喜んでくれて、頑張ってよかった」と話していました。

そして、名古屋場所に向けては、「毎日相撲を取るので、大変と楽しみが一緒ぐらいだが、勝ち越したい。見ていて元気が出る相撲を取りたい」と意気込みを示しました。

同席した師匠で元幕内 大道の阿武松親方は「自分のことのようにうれしい。ポジティブに土俵に上がり、やってくれると思わせてくれる。一回り、二回り体を大きくして、負けないようにしてほしい」と話していました。