大相撲 川副改め 輝鵬「輝いていけるように」新十両に昇進

ことし7月の大相撲名古屋場所に向けた番付編成会議が行われ、宮城野部屋の川副改め、輝鵬(きほう)が新たに十両に昇進することが決まり、「これからもっと輝いていけるよう頑張りたい」としこ名への思いを交えて語りました。

日本相撲協会は、川副として臨んだ夏場所の幕下で5勝2敗の好成績を収め、そのあと、しこ名を改めた輝鵬を新たに十両に昇進させることを決めました。

東京 両国の国技館で記者会見を行った輝鵬は「こうやって撮影をされると関取になったんだと実感する。1つの目標は達成したが、幕内、三役とまだ上がある。上があるかぎり、満足はしていない」と笑顔を交えながらも気を引き締めていました。

しこ名については、元横綱 白鵬の宮城野親方と一緒に決めたということで、「輝くという字がついているので、これからどんどん輝いていけるように頑張りたい」と語りました。

そして、名古屋場所に向けては、「稽古も充実しているし、これからもっと強くなっていきたい。毎日戦うことを考えて、精神力を鍛えていきたい」と意気込んでいました。

輝鵬は熊本県宇土市出身の24歳。

大学時代に「学生横綱」となったあと、宮城野部屋に入門し、幕下15枚目格付け出しとして去年の秋場所で初土俵を踏みました。

身長1メートル67センチと小柄ですが、スピードを生かした攻めや土俵際の強さなどを持ち味としています。

会見に同席した宮城野親方は「アマチュアでの輝かしい活躍があったから、なんとか関取にしたい気持ちがあった。うれしい気持ちでいっぱいだ。間違いなくしこ名のとおりの関取になると思う」と今後の活躍にも期待を寄せていました。