東京 小金井の保育園 保育士7割が退職 30人以上の園児が転園へ

保育士の7割が出勤せず、臨時休園した東京 小金井市にある認可保育園について、小金井市は、31日までに7割の保育士が退職し、6月1日から、30人以上の園児が、近隣の保育園に転園することを明らかにしました。

東京 小金井市の認可保育園「小金井なないろ保育園」は、ことし4月、在籍する常勤保育士の7割が出勤しなかったため、臨時休園しました。

再開後も、保育士が不足し、小金井市などが、育児休業の保護者に家庭での保育に協力を呼びかけたり、別の認可保育園に、預かり保育を依頼したりして、運営を続けてきました。

市によりますと、保育士たちは出勤しなかった理由について当初、人間関係の問題をあげていたということで、市を含む三者で協議を続けてきましたが、31日までに常勤保育士13人のうち7割にあたる10人が退職しました。

また、70人余りいた園児のうち、希望した30人以上が来月1日から、近隣の保育園に転園するということです。

小金井市は「今後も保育園が通常どおり保育が行えるよう関わっていく」としています。

また、運営法人は「保護者の皆様に家庭内での保育などに協力いただきありがとうございます。再発防止に努めてまいります」と話していました。