孤独や孤立の問題 対策強化する新たな法律 参院本会議で成立

孤独や孤立の問題への対策を強化するため、総理大臣が本部長を務める推進本部の設置などを盛り込んだ新たな法律が、参議院本会議で可決・成立しました。

長引くコロナ禍の影響で、孤独や孤立の問題が一層深刻になる中、「孤独・孤立対策推進法」は、基本理念として、社会のあらゆる分野で対策を推進することや、当事者や家族の立場に立った支援を継続的に行うことを掲げています。

そして、対策の実施を国や自治体の責務と位置づけ、内閣府に総理大臣を本部長とする「推進本部」を設置し、対策の目標や達成期間を盛り込んだ「重点計画」の作成などを定めています。

法案は、31日の参議院本会議で採決が行われ、自民党や立憲民主党などの賛成多数で可決・成立しました。