ニューヨーク株式市場 債務上限法案めぐり小幅な値動きに

30日のニューヨーク株式市場はアメリカの債務上限問題をめぐりバイデン大統領と野党・共和党のマッカーシー下院議長が合意した内容を反映した法案が議会で可決されるかどうかを見極めたいとして取り引きに慎重な投資家が多く、ダウ平均株価は小幅な値動きとなりました。

連休明けの取り引きとなった30日のニューヨーク株式市場、ダウ平均株価の終値は先週末に比べて50ドル56セント安い、3万3042ドル78セントでした。

アメリカの債務上限問題をめぐりバイデン大統領と共和党のマッカーシー下院議長が合意した内容を反映した法案に一部の議員から反対の声が上がる中、議会で可決されるかどうかを見極めたいとして取り引きに慎重な投資家が多く値動きは小幅にとどまりました。

一方、アメリカの大手半導体メーカーでAI=人工知能に強みをもつエヌビディアの株価が値上がりし時価総額が一時、初めて1兆ドル、日本円でおよそ140兆円を超えました。

生成AIの市場拡大を見込んでAI関連企業への買い注文が増えているためで、欧米のメディアは半導体メーカーの時価総額が1兆ドルを超えるのは初めてと伝えています。