日野自動車 燃費データ不正による所有者の税負担増額分補償へ

日野自動車は、燃費の検査データの不正によって一部のトラックとバスで自動車重量税の負担が増えるとして、所有者に補償を行うと発表しました。対象の車両はおよそ7万7000台にのぼるとしています。

日野自動車の発表によりますと、燃費の検査データで不正があったエンジンの一部が国の型式認証を取得した際の数値を満たしていないことがわかったということです。

これらのエンジンを搭載したトラックとバスでは、次回の車検から自動車重量税の負担が増えるということで、会社は負担が増える分の差額について、所有者に補償を行うとしています。

対象の車両は、日野自動車といすゞ自動車、それにトヨタ自動車で販売されたトラックとバス、およそ7万7000台で、補償の詳細はことし9月ごろまでに所有者に案内するとしています。

日野自動車は「不正問題により、お客様をはじめとするすべてのステークホルダーの皆様に多大なご迷惑をおかけしていることを改めて深くおわびします」とコメントしています。