大谷翔平 150キロ超の死球受ける 最後まで出場もノーヒット

大リーグ、エンジェルスの大谷翔平選手が、ホワイトソックス戦で今シーズン初めてデッドボールを受けたあと最後まで試合に出続けましたが、ヒットは出ませんでした。

大谷選手は29日、相手の本拠地シカゴで行われたホワイトソックス戦に3番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席で初球の150キロを超える速球が右足を直撃し、大谷選手は大きな叫び声を上げて痛そうな表情を見せました。

観客がどよめく中、大谷選手が足を引きずりながら一塁に向かい、小走りして右足の動きを確認したあとプレーに戻ると、相手の本拠地にもかかわらず大きな拍手が沸き起こりました。

ただ、バッティングは精彩を欠き、2回の第2打席は2アウト二塁三塁のチャンスでサードへのファウルフライ、4回の第3打席と7回の第4打席は空振りの三振でした。

8回の第5打席は2アウト一塁三塁の場面で、悪性リンパ腫の治療を経てこの日、大リーグに復帰したホワイトソックスの抑え、ヘンドリクス投手と対戦し、見送ればボール球という高めの速球を打ってショートゴロでした。

大谷選手は4打数ノーヒットで、打率が2割6分3厘に下がりました。

エンジェルスは1回に4点を先制し、7回には大学時代の去年、球速105.5マイル、169.7キロを計測して話題となったジョイス投手が、160キロを超える速球を連発して大リーグ初登板で1回を無失点に抑え、6対4で勝って連敗を「3」で止めました。

ネビン監督「骨ではないので大丈夫」

試合後、エンジェルスのネビン監督はデッドボールを受けた大谷選手について「ひざの下に当たったが、骨ではないので大丈夫だ」と軽症を強調していました。