交差点で路線バスなど4台絡む事故 10人けが 広島

29日、広島市安佐北区で、路線バスなど合わせて4台が絡む事故があり、消防によりますと、10人がけがをして病院に運ばれました。いずれも命に別状はないということです。

警察によりますと、29日午前8時すぎ、広島市安佐北区口田南の県道の交差点で、右折しようとしたゴミ収集車が対向車線を走っていた路線バスに衝突しました。

この弾みでゴミ収集車が近くにいた軽乗用車に追突するなど、合わせて4台が絡む事故となりました。

消防によりますと、この事故でバスの乗客など20代から80代の男女10人がけがをして病院に運ばれ、このうち9人は軽傷で、1人は、首の傷みを訴えているということです。

路線バスを運行する「広島交通」によりますと、バスは、安佐北区にある車庫を午前8時前に出発し、広島市中区の広島バスセンター方面に向かっていたということです。

現場は片側2車線の直線道路で、警察が事故の詳しい状況や原因を調べています。

目撃者「結構な衝撃」「事故は多い場所」

現場近くで働いている40代の男性は「救急車や消防車が来て、自分が見たときには、まだバスの中に乗客がいたと思います。バスの潰れ方をみると結構な衝撃だったと思います」と話していました。

事故を目撃した近くに住む30代の女性は「バスのドアが開いて、何人かがバスから降りて信号のところにしゃがんで座っているのを見ました。カーブになってミラーもないので、事故は多い場所だと思います」と話していました。