株価 値上がり 終値としてバブル景気以来 約33年ぶりの高値

週明けの29日の東京株式市場、日経平均株価は値上がりし、終値としてバブル景気の時期以来、およそ33年ぶりの高値をつけました。

▽日経平均株価の終値は先週末より317円23銭高い3万1233円54銭となり、先週22日につけたバブル景気の時期以来の高値を更新しました。
▽東証株価指数=トピックスは14.81上がって2160.65。
▽一日の出来高は11億9414万株でした。

東京市場では、取り引き開始直後から買い注文が膨らみ、日経平均株価は一時、600円以上値上がりする場面もありました。ただ、その後は利益を確定しようとする売り注文も出て、値上がり幅は縮小しました。

株価が上昇した背景には、交渉が難航していたアメリカの債務上限の引き上げをめぐって、バイデン大統領と、野党・共和党のマッカーシー下院議長が合意し、アメリカのデフォルトが回避されるとの見方が広がったことがあります。

ただ、この問題は最終的な決着がついたわけではありません。マッカーシー下院議長は、31日に下院で法案の採決を行う方針を示していて、今後、法案可決の手続きが順調に進むか注目されています。