高知 香美 特産「やっこネギ」を投げる世界大会 4年ぶり開催

特産の「やっこネギ」と呼ばれる小ネギを投げて、どれだけ遠くに飛ばせるかを競う世界大会が高知県香美市で4年ぶりに開かれました。

この大会は、緑色の葉の部分が長い特産の小ネギ「やっこネギ」で地域を盛りあげようと、香美市の佐岡地区で9年前から行われていて、新型コロナの影響でことしは4年ぶりの開催となりました。

今回は国内外の3歳から76歳までの71人が参加し、子どもの部と女性の部、それに男性の部の3つの部門で「やっこネギ」をどれだけ遠くに飛ばせるか競い合いました。

参加者は、重くて遠くに飛びそうな「やっこネギ」を2本選び、根元と葉先のどちらを持ったほうがいいかやどの投げ方なら飛ばしやすいかを見極めながら1本ずつ投げ、10メートルを超えるビッグスローが出ると、会場からは大きな歓声があがっていました。

注目が集まったのは男性の部で連覇している高知市の元高校球児・石崎浩二さん(32)で、ネギのデザインのTシャツを着て登場しました。

石崎さんは葉先の方を持って投げるスタイルで14メートル9センチを記録し、3連覇を果たしました。

優勝した石崎さんは「大会新記録を出せなかったのは悔しいですが、優勝できてほっとしています。ふだんからネギを食べるだけではなく、遠くに飛ばす方法を考えています。来年こそは記録更新を目指したいです」と話していました。