参議院自民 “高校卒業まで医療費無償化を” 地方衰退歯止めへ

人口減少や東京一極集中による地方の衰退に歯止めをかけるため、参議院自民党は、高校卒業までの医療費の無償化や地方大学の授業料の減免などを柱とした提言をまとめました。

それによりますと、少子化対策で自治体ごとのばらつきが出ないようにすることが必要だとして、国の財政支援により、
▽高校卒業までの医療費を全国一律で無償化することや、
▽無痛分べんに対応した医療機関までの交通費や宿泊費を補助することなどを求めています。

また、地域を支える優秀な人材を確保するため、
▽地方大学について授業料を減免したり、
▽地元企業との連携強化を支援したりすることも盛り込んでいます。

参議院自民党は、近く政府に申し入れを行い、来月の「骨太の方針」などに反映するよう求めることにしています。