NYダウ 6営業日ぶりに値上がり 債務上限問題合意への期待から

26日のニューヨーク株式市場は、アメリカの債務上限問題をめぐり民主党のバイデン政権と共和党が多数派の議会下院との交渉が合意に達することへの期待から買い注文が増え、ダウ平均株価は6営業日ぶりに値上がりしました。

26日のニューヨーク株式市場は、アメリカ政府の借金の上限、債務上限問題をめぐり、アメリカのメディアが、民主党のバイデン政権と共和党が多数派の議会下院との交渉が合意に向けて前進したと相次いで伝えたことを受けて、合意に達することへの期待が広がり、買い注文が増えました。

このため、ダウ平均株価の終値は前日に比べて328ドル69セント高い3万3093ドル34セントでした。ダウ平均株価の値上がりは6営業日ぶりです。

IT関連銘柄の多いナスダックの株価指数も2.1%の大幅な上昇でした。

市場関係者は「多くの投資家が債務上限問題に神経をとがらせていて、来週の株価の動向もこの問題に左右されそうだ」と話しています。

また、ニューヨーク外国為替市場では、アメリカで利上げが続くとの観測からドルを買って円を売る動きが出て、円相場は1ドル=140円台後半まで値下がりしました。