ジャニーズ事務所 再発防止策を発表 性被害の訴え相次ぐ問題で

ジャニーズ事務所の元所属タレントなどから4年前に亡くなったジャニー喜多川前社長による性被害を訴える声が相次いでいる問題で、ジャニーズ事務所は26日、再発防止のため外部の専門家による特別チームを設置することなどを発表しました。

ジャニーズ事務所では、2019年に亡くなった前社長による性被害を訴える声が相次いでいることを受け、5月、藤島ジュリーK.社長がおわびの動画を公開し、再発防止に向け、対応を検討していることを明らかにしていました。

26日、その具体的な内容が公表されました。

それによりますと、この問題で悩んでいる事務所の所属経験者を対象に、プライバシーを保護したうえで、心療内科の医師や公認心理師に相談できる窓口を5月31日に開設するということです。

また今回の問題は、ガバナンス上の課題を浮き彫りにしたとして、「複数の識者の目を入れて、問題点をしっかりと受け止める必要があり、それなくして未来への道はない」などとし、元検事総長の林眞琴さんを中心に、外部の専門家による特別チームを作って、問題点の把握や再発防止策の策定を進めるとしました。

このほか、コンプライアンスや再発防止策の遂行などのため、社外取締役として野球のWBC=ワールド・ベースボール・クラシックでヘッドコーチを務めた白井一幸さんら3人が就任する予定だということです。