小山巌本部長は26日正午からの会見で「警察官2名が殉職し痛恨の極みだ」と述べました。
また、逮捕容疑の内容について「被疑者は、5月25日午後、池内卓夫61歳に対し、殺意を持って猟銃のようなもので発砲し弾丸を胸部に命中させ、搬送先の病院で死亡させたものです」と説明しました。
【会見詳細】長野 中野 立てこもり 県警本部「痛恨の極み」
長野県中野市で男が猟銃を発砲するなどした上で立てこもり、4人が死亡した事件を受けて長野県警察本部が会見しました。
会見でのやりとりを詳しくお伝えします。
逮捕容疑は
110番通報の内容は

小山巌本部長は「男が30センチくらいのサバイバルナイフで女性を刺したという110番通報があった。犯人は所持していた刃物で村上幸枝さんを刺したのち、通報により臨場した玉井良樹警部補と、池内卓夫巡査部長の2人を所持していた猟銃のようなもので発砲し殺害した。その後猟銃のようなものを所持したまま自宅にもどった」と述べました。
認否は
小山巌本部長は「被疑者は犯行を認めている。今後の捜査に支障が生じるので詳細は控える」と説明しました。
容疑者の家族構成は
容疑者について「父母とおばの4人暮らしだった」と述べました。
また、社会に大変不安を与えた凶悪極まりない事件で全容解明を進める必要があるとして、26日付けで100人態勢の捜査本部を設置したことを明らかにしました。
小山巌本部長は「青木容疑者の自宅には57歳の母親と60歳の叔母の2人がいましたが、自力で家を出て警察で保護した。犯人は自宅を出たところで確保した」と述べました。
また、立てこもり現場近くで倒れていて26日朝、死亡が確認された女性について近くに住む竹内靖子さん(70)と発表しました。
また、社会に大変不安を与えた凶悪極まりない事件で全容解明を進める必要があるとして、26日付けで100人態勢の捜査本部を設置したことを明らかにしました。
小山巌本部長は「青木容疑者の自宅には57歳の母親と60歳の叔母の2人がいましたが、自力で家を出て警察で保護した。犯人は自宅を出たところで確保した」と述べました。
また、立てこもり現場近くで倒れていて26日朝、死亡が確認された女性について近くに住む竹内靖子さん(70)と発表しました。
今後の捜査は
長野県警察本部は会見で、逮捕容疑のほかに3人を殺害したことを視野に捜査するのか聞かれ「その通りだ」と説明しました。
トラブルの相談の有無は

トラブルの相談があったかという質問に対し「現時点で相談の把握はない。詳細は確認中」と説明しました。
猟銃の所持許可は
長野県警察本部は「容疑者は平成27年以降散弾銃や空気銃など4丁の猟銃の所持許可をもっていた。保管場所は通常は自宅内の厳重なところで、それができなければそれにかわる厳重なところとなっているが、今回がどのような保管になっていたかは今後明らかにしていきたい」と述べました。
投降の経緯は
長野県警察本部は「さまざまな説得をして容疑者が投降にいたった。どのような説得をしたかは回答を控えたい」と説明しました。
外傷の原因は
死亡した竹内さんの外傷について「刺されたことによるものと考えているが、正確には司法解剖して解明する」と説明しました。
容疑者の様子は
容疑者の様子について「取り乱すことなく、取り調べに応じている。素直なのか淡々なのか温度感は分からないが取り調べを拒否する状況にはないと理解している」と説明しました。
警察側の発砲は

長野県警察本部は「警察側からの発砲はない」と説明しました。
説得の方法は
長野県警察本部は「容疑者の説得には電話を使った。今回はスピーカーは使っていない」と説明しました。
初動対応の課題は

報道機関から初動対応の課題などについて問われると「刃物の事案ということで想定していた。そこからの展開が早かったと思っている。間髪入れずに発砲が起きたという状況だった」と説明しました。
警察官殉職の受け止めは
長野県警察本部は「警察官が複数亡くなる殉職事案は記憶ではなかなかなく痛ましい事件だ」と説明しました。
殉職した警察官は
殉職した警察官について「非常に熱心でまじめな責任感の強い2人だった」と説明しました。
容疑者からの要求は
容疑者からの要求の有無について問われ、「なかった」と説明しました。
夜間の状況は

投降するまでの夜間の状況について問われ、「よく見えなかった。見逃すと大変になるので神経を使った。すぐに投降してほしかったが結果的には12時間くらいかかった」と説明しました。
アルコールの影響は
容疑者にアルコールの影響があったかどうかについて質問され「現時点でそのような話は聞いていない」と説明しました。
投降の状況は
容疑者が投降したときの状況について、「玄関から外に出てきて、手をあげ、手を頭に乗せていた時もあった。手に何も持っていないことを確認して警察官が身柄の確保に動いた」と説明しました。
身柄確保の状況は

容疑者の身柄を確保したときの状況について、「容疑者が自宅の玄関から外へ出てきて確保は敷地内だったと思う。そのまま警察署に向かい容疑者は素直に応じていた」と説明しました。