長男の翔太郎秘書官を “厳重注意” 岸田首相重ねて説明

岸田総理大臣の長男の翔太郎秘書官が去年の年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開いて、写真撮影をしていたことについて、岸田総理大臣は、「行動は不適切で厳重に注意した」と重ねて説明しました。

今週発売の「週刊文春」は、岸田総理大臣の長男の翔太郎秘書官が、去年の年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開き、写真撮影をしていたなどと報じ、岸田総理大臣は25日、翔太郎氏を厳しく注意したと明らかにしました。

26日の参議院予算委員会で立憲民主党は「寝転がって写真を撮るようなことは公私混同もはなはだしい。危機管理がなっていない。身内に甘いと言われることは、トップリーダーの資質に欠ける」と批判し、更迭するよう求めました。

岸田総理大臣は「報道は年末に親族が来た時のもので、私も私的な居住スペースにおける食事の場に顔を出してあいさつもした」と述べました。

そのうえで、「公邸には迎賓機能や執務機能を有する公的なスペースがあり、その点において行動は不適切だった。危機管理の点からどうあるべきなのか、考えなければならないことを勘案した上で、厳重に注意した」と重ねて説明しました。

自民 世耕参院幹事長「行動を改めてもらいたい」

自民党の世耕参議院幹事長は、記者会見で「行動は適切なものではなかった。総理大臣公邸には、いろいろ公的機能もあり、居住スペースもあるとはいえ写真を公開するような場ではない。行動を改めてもらいたい」と述べました。