厚生労働省によりますと今月21日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は前の週から4567人増えて1万7489人となりました。
また、1つの医療機関あたりの平均の患者数は3.56人で前の週の1.35倍となりました。
前の週より増加するのは7週連続です。

新型コロナ 緩やかな増加傾向続く 医療機関の平均患者数3.56人
新型コロナウイルスの全国の感染状況は、5月21日までの1週間では1つの医療機関あたりの平均の患者数が3.56人で、前の週の1.35倍となっています。厚生労働省は「比較的低い水準にあるものの、緩やかな増加傾向が続いているほか、新たに入院した人の数も増えていて、今後の感染状況を注視したい」としています。
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都道府県別では多い順に▼沖縄県が10.8人▼石川県が6.38人▼岩手県が6.32人▼新潟県が6.11人▼山梨県が5.68人などとなっていて、42の都道府県で前の週より増加しています。
このほか、今月21日までの1週間に新たに入院した人は全国で3215人で、前の週と比べて726人の増加となりました。
厚生労働省は全国の流行状況について「比較的低い水準にあるが、4月以降、緩やかな増加傾向が続いているほか、新たに入院した人の数も増えていて、今後の感染状況を注視したい」としています。
このほか、今月21日までの1週間に新たに入院した人は全国で3215人で、前の週と比べて726人の増加となりました。
厚生労働省は全国の流行状況について「比較的低い水準にあるが、4月以降、緩やかな増加傾向が続いているほか、新たに入院した人の数も増えていて、今後の感染状況を注視したい」としています。
都道府県別のデータ

(都道府県別)
▼沖縄県は10.8人
▼石川県は6.38人
▼岩手県は6.32人
▼新潟県は6.11人
▼山梨県は5.68人
▼北海道は5.44人
▼岐阜県は4.73人
▼愛知県は4.51人
▼宮城県は4.5人
▼茨城県は4.46人
▼埼玉県は4.42人
▼長野県は4.4人
▼秋田県は4.23人
▼福島県は4.17人
▼山形県は4.14人
▼富山県は4.13人
▼千葉県は3.99人
▼長崎県は3.96人
▼東京都は3.53人
▼奈良県は3.33人
▼神奈川県は3.3人
▼鳥取県は3.24人
▼香川県は3.17人
▼福岡県は3.09人
▼栃木県は3.07人
▼京都府は2.96人
▼群馬県は2.87人
▼大分県は2.78人
▼青森県は2.75人
▼鹿児島県は2.64人
▼兵庫県は2.62人
▼愛媛県は2.61人
▼福井県は2.49人
▼三重県は2.43人
▼静岡県は2.38人
▼大阪府は2.36人
▼宮崎県は2.31人
▼熊本県は2.3人
▼広島県は2.26人
▼山口県は2.21人
▼岡山県は2.09人
▼滋賀県は2.07人
▼佐賀県は2.0人
▼和歌山県は1.78人
▼高知県は1.7人
▼徳島県は1.62人
▼島根県は1.55人
▼沖縄県は10.8人
▼石川県は6.38人
▼岩手県は6.32人
▼新潟県は6.11人
▼山梨県は5.68人
▼北海道は5.44人
▼岐阜県は4.73人
▼愛知県は4.51人
▼宮城県は4.5人
▼茨城県は4.46人
▼埼玉県は4.42人
▼長野県は4.4人
▼秋田県は4.23人
▼福島県は4.17人
▼山形県は4.14人
▼富山県は4.13人
▼千葉県は3.99人
▼長崎県は3.96人
▼東京都は3.53人
▼奈良県は3.33人
▼神奈川県は3.3人
▼鳥取県は3.24人
▼香川県は3.17人
▼福岡県は3.09人
▼栃木県は3.07人
▼京都府は2.96人
▼群馬県は2.87人
▼大分県は2.78人
▼青森県は2.75人
▼鹿児島県は2.64人
▼兵庫県は2.62人
▼愛媛県は2.61人
▼福井県は2.49人
▼三重県は2.43人
▼静岡県は2.38人
▼大阪府は2.36人
▼宮崎県は2.31人
▼熊本県は2.3人
▼広島県は2.26人
▼山口県は2.21人
▼岡山県は2.09人
▼滋賀県は2.07人
▼佐賀県は2.0人
▼和歌山県は1.78人
▼高知県は1.7人
▼徳島県は1.62人
▼島根県は1.55人
各都道府県のデータ さらに詳しくはこちらのサイトをご覧ください
専門家 “「第9波」まだ起きていないが注意必要”

新型コロナウイルス対策にあたってきた政府分科会のメンバーで東邦大学の舘田一博教授は現在の感染状況について「感染者の数は全国で増加傾向が見られるが、1医療機関あたりの患者の数は、この冬の『第8波』のピーク時の30人ほどに比べると、3.56人とまだ少なく『第9波』につながる急激な増加は起きていないと考えられる。しかし、沖縄県では10人を超えていて、今後、感染拡大の波が全国でどう広がるか、注意する必要がある」と述べました。
その上で「私が所属する大学病院では検査の陽性率が上がり、入院するコロナ患者の数も少しずつ増加傾向が見られている。全国でも入院患者や重症患者が底を打った状態から増え始めていて、こうした医療現場からのデータにも注意を払う必要がある」と指摘しました。
そして「新型コロナウイルスは今でも私たちの周りに存在している。油断すれば基礎疾患がある人たちに感染が広がり、重症患者が増えるおそれがあることに注意しなければいけない。重症化リスクの高い人たちと接する場面では、マスクを使い、3密を避け、換気に注意するといった基本的な感染対策をもう1度思い出して対策をとってもらいたい」と話しています。
その上で「私が所属する大学病院では検査の陽性率が上がり、入院するコロナ患者の数も少しずつ増加傾向が見られている。全国でも入院患者や重症患者が底を打った状態から増え始めていて、こうした医療現場からのデータにも注意を払う必要がある」と指摘しました。
そして「新型コロナウイルスは今でも私たちの周りに存在している。油断すれば基礎疾患がある人たちに感染が広がり、重症患者が増えるおそれがあることに注意しなければいけない。重症化リスクの高い人たちと接する場面では、マスクを使い、3密を避け、換気に注意するといった基本的な感染対策をもう1度思い出して対策をとってもらいたい」と話しています。