政府 UAEと防衛装備品の輸出などに関する協定締結 中東では初

政府は、UAE=アラブ首長国連邦との間で、中東では初めて防衛装備品の輸出や技術移転に関する協定を締結し、林外務大臣は日本の防衛産業の生産技術基盤の維持・向上につながるものだと強調しました。

この協定は、UAEのアブダビ首長国で現地時間の25日、双方の代表が署名し締結されました。

協定では、防衛装備品について輸入した際に、事前の同意なしに第三国に移転しないことや情報を保護すること、それに共同開発を推進することなどが定められています。

日本がこうした協定を締結するのは、アメリカやイギリスなどに次いでUAEが14か国目で中東では初めてです。

林外務大臣は記者会見で「UAEとの間で防衛装備をめぐる協力が、より緊密になり、わが国の防衛産業の生産技術基盤の維持・向上に寄与し、ひいては安全保障に資することが期待される」と強調しました。