
NATO国防大学校長 台湾を訪問 NATOが関心示す動きとして注目
NATO=北大西洋条約機構の大学の校長がことし3月に台湾を訪問していたことが分かり、台湾海峡の緊張が高まる中、NATOがこの地域への関心を強めていることを示す動きとして注目されます。
台湾を訪問していたのは、イタリアにあるNATO国防大学のリッティマン校長です。
NHKの取材に対して26日、台湾の国防大学がリッティマン氏が訪れたことを認めました。
リッティマン氏はことし3月末、チェコ国防大学の訪問団に同行する形で台湾の国防大学を訪れ、学術交流を行ったということです。
台湾をめぐってはことし1月、NATOの前の事務総長のラスムセン氏が台湾を訪問して蔡英文総統と会談しています。
また、同じくことし1月、台湾国防部はNATO国防大学に台湾軍の将校を数年前から定期的に派遣していることを明らかにしています。
リッティマン氏の訪問は、台湾海峡の緊張が高まる中、NATOがこの地域への関心を強めていることを示す動きとして注目されます。