東京 法律事務所代表の弁護士逮捕 就職内定者に強制わいせつか

東京の法律事務所の代表を務める弁護士が、事務所への就職が内定していた大学生の女性の体を触ったなどとして、強制わいせつの疑いで逮捕されました。
弁護士は、容疑を否認しているということです。

逮捕されたのは、東京 港区の法律事務所の代表弁護士、渡部孝至容疑者(43)です。

ことし3月、この事務所への就職が内定していた20代の大学生の女性に事務所の応接室で体を触ったなどとして、強制わいせつの疑いが持たれています。

警視庁によりますと、弁護士は女性と2人で食事をしたあと、「新しい事務所を見学に行こう」と言って、事務所に連れ込んだということです。

女性はその場から逃げ出し、交番に被害を訴えたということです。

警視庁の調べに対し弁護士は、「わいせつな行為はしていません」と、容疑を否認しているということです。

東京弁護士会会長「弁護士への信頼損なう極めて遺憾な事態」

逮捕された渡部弁護士が所属する東京弁護士会の松田純一会長は、「事実であれば、弁護士への信頼を損なう極めて遺憾な事態だ。事実を確認して適正に対処するとともに、弁護士に対する市民の信頼確保のために全力で取り組んでいく」とする談話を出しました。