「ChatGPT」AIが差別や偏見の助長防ぐ対策募集 10万ドル支給

質問を入力すると、人工知能=AIが人間が書くような自然な文章で回答してくれる対話式AI、「ChatGPT」の開発企業は、AIが誤った回答をしたり、差別や偏見を助長しないようにしたりするため、安全対策を募集すると発表しました。

これはChatGPTの開発企業、オープンAIが25日、公式ブログで明らかにしました。

ChatGPTなどの対話式AIは、質問を入力することでAIが人間が書くような自然な文章で回答してくれるため便利な反面、間違った内容をあたかも事実のように回答してしまうといった課題もあります。

このため会社は、差別や偏見を助長しないようにするため、「AIが医療や法律について助言するのはどのような場合に許可されるべきか」などといった具体的な課題について、安全対策を募集するということです。

募集は、日本時間の来月25日まで行われ優れたアイデアには、10万ドル、日本円にしておよそ1400万円を支給するとしています。

オープンAIは、ChatGPTのiPhone用のアプリの提供を日本を含む30以上の国で始めていて、募集した安全対策やアプリの利用者の情報を、今後のルール作りに生かすものとみられます。