
海上自衛隊の護衛艦 韓国の訓練に「旭日旗」掲揚で参加へ
来週、韓国で行われる多国間訓練に、海上自衛隊の護衛艦が自衛艦旗の「旭日旗」を掲揚して参加する見通しとなりました。日韓関係改善の流れを受けた動きとみられます。
防衛省・自衛隊は韓国政府が主催して南部のチェジュ(済州)島周辺海域で、来週31日に行われる多国間訓練に海上自衛隊の護衛艦1隻を派遣すると発表しています。
浜田防衛大臣は、護衛艦が参加する際に自衛艦旗の「旭日旗」を掲げるのかと記者団から問われ、「国内法令などにのっとって自衛艦旗を掲揚する」と明らかにしました。
自衛隊法などでは「旭日旗」を艦船に掲揚することが定められていますが、韓国は前のムン・ジェイン(文在寅)政権下の2018年に国際観艦式の開催にあたって、「旭日旗」の掲揚は認められないとしたことから、日本政府は艦船の派遣を見送った経緯があります。
今回、掲揚する見通しとなったことは、日韓関係改善の流れを受けた動きとみられます。