米国防長官 ウクライナ兵へのF16訓練 “数週間以内に開始を”

アメリカのオースティン国防長官は、ウクライナへの軍事支援について各国が話し合う会合に出席し、ウクライナ兵へのF16戦闘機の訓練について今後、数週間以内に開始したいという考えを示しました。

この会合は、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの軍事支援を話し合うためアメリカが主催しているもので、25日、およそ50か国の国防相らが参加してオンライン形式で開かれました。

この中でアメリカのオースティン国防長官はウクライナが求めているF16戦闘機をめぐり、先週、バイデン大統領がG7広島サミットでウクライナ兵に対する訓練を支援すると表明したことについて、「われわれの団結とウクライナの自衛に対する長期的な関与についての力強いメッセージを送るものだ」と述べました。

その上で「われわれはこの訓練が数週間のうちに始まることを望んでいる」と述べました。

オースティン長官は会合のあとの記者会見で、オランダとデンマークがアメリカなどと協力して訓練の枠組みを策定するとした上で、ノルウェーやベルギー、それにポルトガルやポーランドから支援の申し出があったと明らかにしました。