れいわ櫛渕共同代表への懲罰動議 衆院本会議で可決 処分検討へ

国会で不規則発言を行った、れいわ新選組の櫛渕共同代表に対する懲罰動議は、衆議院本会議で賛成多数で可決され、懲罰委員会で処分が検討されることになりました。

れいわ新選組の櫛渕共同代表は、先週18日の衆議院本会議で、鈴木財務大臣に対する不信任決議案の採決の際、壇上で「与党も野党も茶番」などと叫び、自民党や立憲民主党など与野党5党は、ことし2月に続く不規則発言だとして、懲罰動議を提出しました。

25日の本会議で懲罰動議の採決が行われ、提出者を代表して自民党の盛山正仁氏は「確信的なパフォーマンスで到底容認できず、立法府の権威をおとしめる蛮行のそしりをまぬがれない」と批判しました。
これに対し、櫛渕氏は「行き過ぎた面はおわびするが、政治が暴走する危機に対し、やむにやまれず今回の行動に至った」と弁明しました。

そして、動議は、自民・公明両党と立憲民主党、日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で可決されました。

衆議院で懲罰動議が可決されるのは、16年前の平成19年以来です。
このあと、懲罰委員会の理事懇談会が開かれ、与党側は来週30日に委員会を開き、処分の内容は10日間の「登院停止」が相当ではないかと提案し、野党側が持ち帰って検討することになりました。