“F16戦闘機はロシア敗北へのシグナルに” ゼレンスキー大統領

ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、欧米各国が相次いで支援を表明しているF16戦闘機について、「ロシアが敗北するという強いシグナルになる」などと述べ、パイロットの訓練などの準備を進めていく姿勢を強調しました。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、24日に公開した動画で欧米各国が相次いで支援を表明しているF16戦闘機について触れ、「防衛力が向上することは明らかだ」と述べました。

そのうえで、「F16戦闘機はロシアが敗北し、弱体化し孤立するという世界からの強いシグナルになる」と述べ、パイロットの訓練などの準備を進めていく姿勢を強調しました。

一方、アフリカを訪問しているウクライナのクレバ外相は、24日に訪問先のエチオピアで、AU=アフリカ連合のアザリ・アスマニ議長らと会談しました。
クレバ外相は会見で「アフリカやアジアのパンの価格は、ウクライナから年にどれほど穀物が輸出できるかという単純な事実に左右される」と述べ、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が各国の食料事情に深刻な影響を及ぼしていると訴えました。

そのうえで、「互いの重要性を再認識するためにも、関係の強化が必要だ」と強調し、ウクライナとしても「グローバル・サウス」と呼ばれる新興国や、途上国との結び付きを強めていく考えを強調しました。