「田んぼアート」の田植え 色違いの稲で巨大な絵を描く 秋田

秋田県北秋田市の秋田内陸線の沿線で、色違いの稲で巨大な絵を描く「田んぼアート」の田植えが行われました。

北秋田市と仙北市を結ぶ秋田内陸線の線路沿いの水田では、毎年、地元の農家と協力して「田んぼアート」を制作し、列車の乗客や訪れた人たちを楽しませています。

ことしも沿線の水田4か所で、それぞれ色違いの稲を植えて「田んぼアート」を制作することになり、24日、北秋田市の縄文小ヶ田駅に面した田んぼで田植えが行われました。

地元の人たちや小学生などおよそ60人が参加し、あらかじめ田んぼに張られたテープを目印に6種類の苗を丁寧に植えていきました。
苗は成長すると黄色やオレンジ、それに黒などになるということでこの場所には、近くにある世界文化遺産「伊勢堂岱遺跡」のマスコットキャラクター「いせどうくん」や秋田犬が描かれるということです。

毎年参加しているという地元の60代の男性は「田んぼアートは1回だけでなく季節の変わり目ごとに色彩がかわりますのでそれも楽しんでもらいたいです」と話していました。

田んぼアートは6月下旬から9月上旬まで楽しめるということです。