りんごを詰まらせたか 生後6か月の保育園児 意識不明 鹿児島

4月、鹿児島県姶良市の保育園で、当時生後6か月の女の子がおやつとして出されたすりおろしたりんごを食べたあと体調が急変し、意識不明の重体になっていることがわかりました。園では、りんごをのどに詰まらせた可能性があるとしています。

姶良市によりますと、4月18日の夜、市内の保育園から「園児の顔色が悪くなって体調が急変し、救急搬送された」と報告がありました。

市や保育園によりますと、搬送されたのは当時生後6か月の女の子で、鹿児島市内の病院で治療を受けていますが、1か月以上たった今も意識不明の重体だということです。

保育園によりますと、この日は午後3時半ごろ、薄く切っておろし金ですったりんごを麦茶と一緒におやつとして出したということで、園では、女の子がすりおろしたりんごをのどに詰まらせた可能性があるとしています。

4月25日や5月23日に、説明会を開いて保護者にいきさつなどを説明したということです。

保育園の園長はNHKの取材に対し、「起こってはいけないことが起こったことを受け止め、2度と起こらないようにしたい」と話していました。

姶良市は検証委員会を設置して詳しい原因を調べることにしていて、「あってはならない事故で再発防止に努めたい」としています。

5月16日には愛媛県新居浜市の保育園で、生後8か月の男の子が給食のりんごをのどに詰まらせ、意識不明の重体になる事故が起きています。